不動産業界における有名企業、株式会社And Doホールディングス(旧:株式会社ハウスドゥ)がリースバックサービス「ハウス・リースバック」を提供しています。
- 大手だから信用していいの?
- 他の会社と比較してメリットはあるの?
- 落とし穴はないの?
こんな疑問を抱いていませんか?
今回は「ハウス・リースバック」の特徴やメリット、デメリット、注意点について解説します。
特徴が異なる他社のリースバックについても紹介しているので、どのリースバック会社を利用しようか迷っている方は必見です。
まずはリースバックについて理解しましょう!
目次
「ハウス・リースバック」の運営会社は?
「ハウス・リースバック」を運営しているのは株式会社And Doホールディングスです。
どのような会社なのでしょうか。会社概要を確認しましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | 株式会社And Doホールディングス(旧社名:株式会社ハウスドゥ) |
本社 | 東京都千代田区 |
上場 | 東京証券取引所市場第一部 |
設立 | 2009年1月 (創業 1991年) |
事業内容 | フランチャイズ事業/ハウス・リースバック事業/不動産売買事業/リフォーム事業 |
代表者 | 代表取締役社長 CEO 安藤 正弘 |
資本金 | 33億5,983万円(2020年6月末現在) |
主要株主 | 有限会社AMC(約36%)(2020年) |
株式会社ハウスドゥは、現ハウスドゥグループ代表 安藤正弘氏が、京都府向日市で不動産仲介会社を創業したことで始まりました。
リースバック事業を開始したのは2013年 10月です。「ハウス・リースバック」には長い歴史があることがわかります。リースバック事業のほか、フランチャイズ事業や不動産売買事業、リフォーム事業を営んでいます。
「ハウス・リースバック」の特徴は?
リースバック会社によって提供するサービスの内容は異なります。
「ハウス・リースバック」にはどのような特徴があるのでしょうか。
項目 | 内容 | 説明 |
---|---|---|
借家契約 | 普通借家契約※1 | 借家契約には「普通借家契約」と「定期借家契約」の二種類があります。 一般的に知られている「普通借家契約」と異なり、「定期借家契約」は期間を限定して賃貸住宅を借りる制度です。 リースバックは住宅を売却した後に、同一の物件で借家契約を結ぶ制度ですが、「ハウスドゥのリースバック」は「普通借家契約」なので、契約に期限がありません。 |
連帯保証人 | 不要 | 原則、連帯保証人は不要です。 |
戸建て以外 | 対応 | マンションでも取り扱い可能です。(旧耐震基準でも可) |
事務手数料 | 必要 | 相談・査定は無料です。 契約にあたっては、所定の事務手数料と別途登記などの費用がかかります。※2 |
資金の使途制限 | なし | 資金使途は利用者の自由です。日常生活の費用をはじめ、事業資金など、何に使用しても構いません。 |
査定スピード | 1週間以内 | 訪問査定の場合、現地調査の後、1週間以内に査定金額が提示されます。 |
資金化スピード | 約40日(最短5日) | 通常の場合、約40日間で現金化が完了します。「クイックリースバック」のプランを利用すれば、最短5日で現金化できます。 |
年齢制限 | あり | 成人されている意思能力のある方。 その他の制限は特にありません。 |
※1 参照:ハウスドゥ「ハウス・リースバックの紹介」
※2 参照:ハウスドゥ「よくあるご質問」
リースバック会社によって提供するサービスの特徴が異なります。
例えば、「ハウス・リースバック」の借家契約形態は普通借家契約ですが、リースバック会社の中には定期借家契約を提供している会社もあります。
このような特徴の差異を把握することがリースバック会社を選ぶ際の重要なポイントです。
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「ハウス・リースバック」のメリット・デメリット
「ハウス・リースバック」にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
「ハウス・リースバック」のメリット
株式会社ハウスドゥは「ハウス・リースバック」のメリットとして下記の9点を謳っています。
- 買い取り代金は一括してお支払い
- 人に知られる事なくスムーズに手続きが可能
- 将来的に再度購入する事が可能
- 固定資産税がかからない
- 仮住まいを用意する必要がない
- 引越し費用や保証人が不要
- 不動産売買だから厳格な金融審査は不要
- 住宅ローンが未完済でもOK
- 売買代金の一部を賃料に充当可能
以下、それぞれ解説していきます。
買い取り代金は一括してお支払い
ハウスドゥが支払う買い取り代金は、一括して振り込まれます。そのため、一時資金としてそのまま有効に活用できます。
※一部、一括で支払いできない場合もあるようです。
人に知られる事なくスムーズに手続きが可能
競売や仲介のように物件売却情報が公開されません。速やかに所有権移転の手続きが可能です。
ご近所に知られずに今までと同様に住み続けられます。
将来的に再度購入する事が可能
将来的に物件を再度購入することができます。特に期間の定めはありません。利用者のタイミングで再度購入が可能です。
※再度購入には別途条件があり、各種諸費用が必要です。
固定資産税がかからない
リースバック利用前は、物件の所有者のため、固定資産税などの税金がかかりましたが、利用後は使用者になるので固定資産税はかかりません。
仮住まいを用意する必要がない
買い替えを検討している方が新居に入居するまでのあいだ、一時的な仮住まい先を用意する必要がありません。そのまま住み続けられます。
引越し費用や保証人が不要
自宅を売却して新居を探す場合、入居費用や保証人、さらに引越費用が必要です。
リースバックであれば、そのまま住み続けるので引越し費用や保証人は不要です。
不動産売買だから厳格な金融審査は不要
金融商品とは違い、厳格な審査基準・条件がありません。
住宅ローンが未完済でもOK
収入の減少などにより住宅ローンの支払いが困難になった場合や、住宅ローン以外の抵当権がついている場合でも申し込み可能です。
※残債金額により取扱いできない場合もあります。
売買代金の一部を賃料に充当可能
一括して売買代金の支払いを受けることもできます。また、売買代金の一部を賃料に充当することも可能です。
利用者のライフプランに合わせて選択できます。
※一部、一括で支払できない場合もあります。
「ハウス・リースバック」のデメリット
「ハウス・リースバック」のデメリットも紹介します。
- 事務手数料がかかる
- 通常のプランでは現金化まで時間がかかる
- 自宅の名義が変わる
- 家賃が発生する
以下、それぞれ解説していきます。
事務手数料がかかる
「ハウス・リースバック」は、相談・査定は無料です。しかし、契約にあたって、所定の事務手数料と別途登記などの費用がかかります。
事務手数料が完全無料のリースバック会社もあることを考えると、この負担はデメリットだといえます。
通常のプランでは現金化まで時間がかかる
通常のプランの場合、現金化できるまで約40日かかります。
資金として使えるようになるまで1か月待たねばならず、迅速な現金化を希望している利用者にとってデメリットでしょう。
「クイックリースバック」のプランを利用すれば、最短5日で現金化できますが、クイック手数料として一律150,000円(税込)が必要となります。
自宅の名義が変わる
「ハウス・リースバック」だけでなく、すべてのリースバック契約にいえることですが、リースバックは物件の所有権を会社に移転して、リースしてもらうサービスです。したがって、自宅の名義が変わります。
具体的には、自宅の名義は、株式会社ハウスドゥに移転します。
家賃が発生する
これもすべてのリースバックにいえることですが、自宅を売却した後も住み続けることができますが、毎月家賃が発生します。
一括で売却金額が入金されますが、今後継続的に家賃を支払い続けなければならないことに留意してください。
家賃の設定はリースバック会社ごとに異なるので、必ず条件を比較しましょう。
「ハウス・リースバック」より事務手数料が安い事業者は?
所定の事務手数料と別途登記などの費用がかかってしまうことが「ハウス・リースバック」のデメリットでした。
では、この費用が必要ないリースバック会社はあるのでしょうか。
一建設株式会社 「リースバックプラス」
一建設の「リースバックプラス」は、敷金・礼金・仲介手数料・更新料不要です。
賃貸借契約締結時のさまざまな諸費用が不要なので、暮らしの負担を軽減できます。
「ハウス・リースバック」は、所定の事務手数料と別途登記などの費用を支払う必要があるので、一建設の「リースバックプラス」と比較すると、支払うべき金額が多いです。
参照:
一建設「リースバックプラス」
株式会社セゾンファンデックス 「セゾンのリースバック」
「セゾンのリースバック」はメリットとして「さまざまな費用0円」を謳っています。
- 調査費用0円
- 事務手数料0円
- 礼金0円
- 家財保険費用0円
- 賃貸借契約の賃貸借契約料0円
事務手数料の観点からは、「セゾンのリースバック」のメリットが大きいでしょう。
関連記事:
「ハウス・リースバック」より現金化が早い事業者は?
「クイックリースバック」プランを選択しない限り、現金化まで約40日も必要であることも「ハウスドゥのリースバック」のデメリットです。
より迅速に現金化できるリースバック会社はないのでしょうか。
株式会社セゾンファンデックス 「セゾンのリースバック」
「セゾンのリースバック」は、相談、簡易査定、面談、契約まで、最短2週間で完了します。
「ハウス・リースバック」と比較すると約半分の期間で完了します。また、ハウスドゥの「クイックリースバック」のように追加手数料は必要ありません。
関連記事:
リースバックは事業者を比較して決めよう
「ハウス・リースバック」の特徴やメリット・デメリット、注意点について解説してきました。「ハウス・リースバック」には複数のメリットがありますが、事務手数料などに留意すべき点があります。
リースバック提供会社ごとに提示する契約条件が異なります。
そのため、売却価格や家賃、賃貸借期間、買い戻し契約の有無などをよく比較し、最適な会社を選びましょう。
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