スター・マイカのリースバックの特徴を徹底解説！サービスをわかりやすくまとめました

リースバックサービスは同じように見えて、運営会社によってさまざまな違いがあります。スター・マイカ株式会社のリースバックも、ほかの会社のサービスと同じように見えますが、独自のメリットがあることが特徴です。

リースバックを検討中であれば、スター・マイカがどのようなサービスを利用できるのかをチェックしておきましょう。わかりやすく特徴をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

リースバック（スター・マイカ）とはどんなサービス？

スター・マイカのリースバックとは、スター・マイカ株式会社が運営するリースバックサービスです。リースバックは自宅などを売却して現金化し、その後は賃貸物件として引き続き入居できる不動産サービスです。

リースバックの基本的な特徴は、家賃を払えば売却後も自宅に住み続けられる点にあります。所有権を手放すことになりますが、生活環境を大きく変えることなく、円滑にまとまった資金を得られることがメリットです。

スター・マイカのリースバックでは、取り扱い物件をマンションに特化していることがポイントです。累計17,000件以上の豊富な買取実績があるため、きめ細やかなサポート体制が整えられています。

スター・マイカのリースバックについて、特徴や注意点などを詳しく見ていきましょう。

リースバック（スター・マイカ）の特徴

まず、リースバック全般に共通しているメリットとしては、「自宅をスムーズに現金化できる」「売却後も住み続けられる」「周囲に売った事実を知られにくい」「金融審査などを経ずに利用できる」といった点があります。しかし、運営会社によってサービス内容は大きく異なります。ここからは、スター・マイカのリースバックならではの特徴を紹介します。

買取価格や賃料の柔軟性が高い

スター・マイカのリースバックの大きな特徴は、買取価格や賃料について比較的柔軟に設定してもらえることです。マンションに関する豊富な取引実績があり、賃貸中の物件の買取なども対応しているため、状態に応じて適正な賃料の提示が期待できます。

築年数が経過した物件でも対応可能

リースバックでは取り扱える物件に制限が設けられており、その条件は運営する企業ごとに異なります。スター・マイカのリースバックは、マンションに特化しており、幅広い物件に対応しています。

また、築年数が古い物件でもリースバックができるのか気になる人もいるでしょう。スター・マイカでは買取物件の3/4近くが築20年以上の物件という実績があり、築古物件でも対応できるケースが多いのが特徴です。

人生設計に合わせたプランを提案してもらえる

スター・マイカでは、今後のライフプランに合わせて、最適なリースバックの計画を提案してもらえるのも魅力です。契約期間は「売却しても高齢者施設の入居までは自宅に住み続けたい」「いずれは買い戻す前提でリースバックを利用したい」など、それぞれの事情に応じて調整が可能です。内容に応じて数カ月〜長期間まで柔軟に相談できます。

手厚い生活サポートを受けられる

スター・マイカのリースバックでは、賃貸期間中にグループ会社がさまざまな形で生活をサポートしてくれます。具体的には、「設備の不具合」や「漏水」といった建物の問題が生じたときに、グループ会社が解決してくれるという仕組みです。

また、70歳以上の単身の契約者は、賃貸期間中に「HOME ALSOK みまもりサポート」を無料で利用できます。

HOME ALSOKみまもりサポートの特徴

「HOME ALSOKみまもりサポート」とは、ALSOKが提供する見守りサービスのひとつです。利用者にはペンダント型緊急ボタンが支給され、体調が悪いときなどにボタンを押すと、ALSOKのガードマンが駆けつける仕組みとなっています。

また、基本サービスとして熱中症の注意喚起や緊急速報メールの受信時には自動で読み上げてくれるため、万が一の際の情報収集にも便利です。それ以外にも、ボタンを押すだけで24時間いつでも専門のスタッフに健康相談ができるサービスが、基本パッケージに組み込まれています。

さらに、トイレのドアなどにセンサーを設置して、安否確認を行う「ライフリズム監視サービス」も利用可能です。これらの複合的なサービスにより、ひとり暮らしの高齢者でも安心して生活を送れるのが特徴となっています。

スピーディな現金化が可能

リースバックでは、さまざまな事情から「できるだけ早く売却を済ませたい」という方にも利用されることが多いです。たとえば、住宅ローンの返済が滞り、金融機関による差押えや競売を避けるために任意売却を行うケースが挙げられます。

この場合、売却に時間がかかると、期間に間に合わず差押えが行われてしまいます。差押えや競売は「相場より安い価格で手放す」「自宅が第三者のものになる」というデメリットがあります。

期限までに金融機関と調整がつけば、速やかに任意売却を行うことが可能です。スター・マイカでは物件の状況や手続き内容によっては、「最短1週間」での現金化ができます。

そのため、売却まで時間の猶予がない場合でも、利用しやすいのが特徴といえるでしょう。

リースバック（スター・マイカ）の運営会社

リースバックを利用するときは、サービス内容だけでなく、運営会社の実績や信頼性にもきちんと目を向けることが大切です。近年、高齢化などにともなうニーズの高まりにより、多くの企業がリースバックサービスに乗り出しています。

しかし、なかには不動産会社としての実務経験が十分ではない企業もあり、契約内容の妥当性などでトラブルにつながるケースもあります。そのため、企業情報や実績をていねいにチェックすることが大切です。リースバックの運営会社としての、スター・マイカ株式会社について詳しく見ていきましょう。

スター・マイカ株式会社の基本情報

スター・マイカのリースバックは、スター・マイカ株式会社によって運営されています。

スター・マイカ株式会社は、2001年に株式会社扇インベストメントとして設立されましたが、2002年には社名を現在のものに変更しています。2006年には、大阪証券取引所のヘラクレス市場（現・東京証券取引所ジャスダック市場）に上場しました。その後、2019年にスター・マイカ・ホールディングス株式会社が株を100％持つ親会社となったため、持株会社体制へ移行してグループに参画しました。

親会社であるスター・マイカ・ホールディングス株式会社には、中古マンションのリノベーションや賃貸管理、プライベートバンキング投資助言事業など、不動産や投資に関する専門的な企業が所属しており、高品質かつ包括的なサービスの提供が可能です。

リースバック事業で10年以上の実績

スター・マイカ株式会社がリースバックサービスをスタートしたのは2010年と、業界では比較的早い段階から着手してきました。本格的に運営を始めた2017年から2024年までの7年間で、リースバックの契約件数が9倍に増加しています。

これは、スター・マイカ株式会社が創業から20年にわたり、賃貸中の物件（オーナーチェンジ）の買取を得意としてきたことも関係しています。同社では、「入居者が退去するまで現状を維持し、リノベーションをしてから一般市場で再販する」というビジネスモデルを構築し、早くからオーナーチェンジ物件に注目してきました。

その結果、2025年7月には買取で再販した年間販売戸数ランキングでランクインしています。こうしたビジネスモデルは、「資産価値の見極め」「中古マンションの買取」といった点で、リースバックと共通するポイントも多いのが特徴です。

ノウハウをそのまま活かせるため、リースバックでも適正な価格・賃料の提案の実現につながっているといえるでしょう。

多様な専門分野を持つグループ会社

スター・マイカ株式会社のもうひとつの特徴は、豊富なグループ会社との連携が図られていることです。グループ内には中古マンション売買仲介を扱うスター・マイカ・レジデンス株式会社や、不動産賃貸管理を扱うスター・マイカ・プロパティ株式会社、収益用不動産を取り扱うスター・マイカ・アセット・パートナーズ株式会社など、不動産の幅広い分野に特化した企業が存在しています。

幅広いネットワークにより、賃貸中はグループ会社が生活をサポートしてくれるため安心です。

リースバック（スター・マイカ）を利用するときの注意点

リースバックを利用する際は、「所有権を手放さなければならない」「売却後も住むためには家賃を支払う必要がある」といった共通の注意点があります。さらに、各運営会社で細かな仕組みが異なるため、サービスごとの注意点も押さえておくことが大切です。

ここでは、スター・マイカのリースバックを利用するうえで気をつけておきたいポイントをご紹介します。

取り扱いできないケースがある

スター・マイカ株式会社は全国の主要都市に6つの拠点を持っており、比較的、幅広い地域での案件に対応しているのが強みです。主要対応エリアは札幌・仙台・東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・京都・兵庫・広島・福岡となっており、ほとんどの都市圏をカバーしている点も、豊富な取り扱い実績につながっているといえるでしょう。

しかし、すべての地域で利用できるわけではなく、これらの都道府県以外の物件には対応できないケースもあります。そのほかの取り扱いできないケースとして代表的なのが、住宅ローンの残債です。住宅ローンが残っている物件は、売却代金と自己資金でローンを完済しなければ、リースバックを利用できません。

リースバックでは、住宅ローンの残債を売却価格が下回る場合、差額を自己資金で補填する必要があるため、事前に残債を確認しておきましょう。

家賃以外の費用も頭に入れておく

リースバックを利用するときは、家賃以外のさまざまな費用が発生します。必要な費用はリースバックの運営会社ごとに異なり、スター・マイカの場合は次のものがかかります。

なお、賃貸保証会社加入料は、賃料の45～60％程度です。税金や印紙代、保証会社加入料は一般的なリースバックでも発生することが多い費用ですが、家財保険や敷金は運営会社によって取り扱いが異なります。

初期費用を抑えたい場合は、他社のリースバックとも比較をしながら、検討してみるとよいでしょう。ただし、売却金額や家賃と比べると、初期費用が占める負担の割合はそれほど大きなものではありません。

他社と比較をする場合は、初期費用だけでなく査定価格や賃料設定などを総合的に踏まえて、トータルコストを見比べることが重要です。

入居中の修繕費は原則自己負担

一般的な賃貸物件の場合、賃借中の設備の不具合や故障は、貸主である大家や管理会社が負担します。それに対して、リースバックでは入居者である借主が負担するケースが多い点に注意が必要です。

スター・マイカのリースバックも、多くのリースバックサービスと同様に、修繕費は原則借主負担としているので気をつけましょう。ただし、生活のアクシデントに対してはサポートを行っているため、気軽に相談できます。

また、リースバック会社のなかには、一部の設備のみ修繕費はリースバック会社が負担してくれることもあります。

この場合、単に借主にメリットがあるというだけでなく、「修繕費を見越した家賃設定が行われている」「あらかじめ買取価格から差し引かれている」ということも考えられます。修繕費の負担が必ずしもデメリットになるとは限らないため、賃料や買取価格とのバランスを踏まえて他社と比較しましょう。

リースバック（スター・マイカ）が向いているのはこんな人

これまで紹介した特徴を踏まえて、スター・マイカのリースバックが適している人の特徴を見ていきましょう。

マンションのリースバックを検討している

マンションのリースバックは、一戸建てと比べると管理規約や管理組合などのルールが増えるため、専門的なノウハウが必要となります。スター・マイカ株式会社は、マンション取引に特化した実績があるため、安心して相談できるのが強みです。

買取価格や賃料設定についても、さまざまな観点から根拠を提示してもらえるため、納得のいく取引結果が期待できるでしょう。

築年数が経過したマンションの取り扱いに迷っている

2016年～2020年において、スター・マイカでは3/4近くが築20年超えの物件となっており、築年数が経過したマンションも対応できることが特徴です。リノベーションによる中古マンションの再販を得意とする会社であるため、幅広い物件のリースバックに応じてもらえることがメリットです。

高齢単身世帯でみまもりサポートを活用したい

スター・マイカのリースバックでは、「HOME ALSOKみまもりサポート」を無料で利用できるのも大きな特徴です。利用条件は「70歳以上の単身世帯」となっており、きめ細やかなサポートが期待できるため、入居中の生活に不安がある70歳以上の方にぴったりのサービスとなっています。

比較すれば魅力あるリースバックが見つかる

リースバックはさまざまな事業者が提供しているものの、どれも同じように見えてしまう人も多いでしょう。しかし、実際には自宅の売却、賃貸後の生活などを考えると、自分に適したものと適さないものがあります。

リースバック会社を1社だけで検討するのではなく、複数社を比較して、自分に合うリースバックを探すことが大切です。「リースバック比較PRO」は、1度の入力で複数のリースバック会社へ相談を申し込めるサービスです。複数のリースバック会社を比較するときに役立つでしょう。