80歳以上でもお金は借りられる?高齢者の融資で知っておくべきこと

80歳の文字

日本人の21%以上が65歳以上という、現代の超高齢社会。現役を終えた後のセカンドライフが長期化しています。

長期化するセカンドライフを見据えると、貯蓄や年金だけではお金が足りないと焦る方もいるでしょう。そこで今回は、もし高齢になってお金が足りない場合に、借り入れができるのかどうか、また注意すべき点は何か、紹介します。

高齢者がお金を借りることはできるか

まずは、高齢者向けのロ―ンや、高齢者がお金を借りる際に注意すべきことを説明します。

高齢者が対象の融資はある

現実的に、70歳以上や、80歳以上が申し込むことができる融資を取り扱う金融機関は多くありません。とくに銀行からの融資は難しいかもしれません。

しかし一方で、高齢化に伴いシニア世代が受けられる融資が増加傾向にあるというのも事実です。

例えば、消費者金融からの借入です。

消費者金融とは、融資業務を専門的に行っている金融機関のことです。お金の使い道が自由なカードローンやフリーローンを中心に取り扱っており、対象年齢の幅が広く、場合によっては70歳や80歳の方でも借入可能です。銀行に比べて金利はやや高めですが、即日融資が可能な企業も多いという特徴もあります。

70歳以上を対象にした主な消費者金融や商品はこちらです。

金融機関名 対象年齢 金利
レイクALSA 70歳まで 4.5%~18.0%
J.Score 70歳まで 0.8%~15.0%
ベルーナノーティス 80歳まで 4.5%~18.0%
セゾンファンデックス 80歳まで 6.5%~17.8%
プランネルフリーローン100 85歳まで 100万円未満:18.0%
100万円:15%

※2021年1月現在

〈参照〉
レイクALSAJ.Scoreベルーナノーティスセゾンファンデックス日本文化センターグループ 

年齢制限なしのローンはほとんど無い

一般的に、どこの金融機関も融資する年齢に上限を設けています。なぜなら、高齢者は若い世代と比較して、健康上の問題で急に働けなくなったり現役よりも年収が低かったりするため、金融機関にとってお金を貸すリスクが高まるからです。

金融機関は、貸したお金を回収しなければ、当然損をします。だからこそ、お金を確実に返済してもらうためにも年齢制限なしにお金を貸すことはほとんどないのです。

自宅を担保にお金を借りる方法も

先述したローンが厳しいなら、持ち家などの不動産を担保にしてお金を借りる方法もあります。

リ・バース60もしくはリバースモーゲージと呼ばれる融資方法です。生存中の返済は利息のみで、元金は死亡時に自宅を売却するか、相続人が融資を引き継ぐなどして完済します。これらは、主に銀行が取り扱っており、金融機関によっては80歳以上の方でも利用可能です。

ただし、最終的に自宅を失うことや、相続人の負担が増す可能性が高い融資なので、家族とよく相談してから利用しましょう。

関連記事:
リ・バース60の評判は?「怖い」「やばい」と言われる理由と真偽

80歳以上で融資を受ける注意点

高齢者の融資は、申込年齢をクリアしていても借りられなかったり借入後のリスクが高かったり、どうしてもデメリットがつきまといます。80歳以上など、高齢であればあるほど注意が必要です。

ここで、申込する前に知っておくべき、注意点について説明します。

年金だけでは審査が厳しい場合も

銀行や消費者金融から融資を受ける際は、必ず審査に通らなければなりません。金融機関は、最後まで安定的にお金を返してくれる人を審査で見極めます。

審査で重視される項目は、毎月安定した収入があることと、過去の借入に延滞や滞納が無いことです。金融機関によって審査基準は異なり、公的年金のみの収入を安定収入と認めず、企業に勤めていることを条件にしているところもあります。

80歳以上の方の場合、公的年金のみで生計を立てている方も多いでしょう。その場合は、たとえ申込年齢をクリアしていても審査してもらえないこともあります。年齢以外の情報も、事前にしっかり確認することが大切です。

借入可能な金額が少ない

高齢になるほど返済期間が短いため、借入できる金額は低くなります。そのため、金融機関は借りたお金を全て返済する年齢の上限や、返済期間・返済回数を予め決めていることが多いです。

仮に300万円の資金が必要で、返済期間5年、借入利率10%だった場合、毎月の返済額は約63,000円になります。もしその金額の返済が厳しいなら、借入金額を下げざる負えません。

融資を受けられると思い込んでサービスの契約をしたものの、希望通りの金額が借りられなかった、ということも考えられます。必要な金額から決めるのではなく、毎月いくらなら余裕をもって返済できるのか考えることが重要です。

死後に相続人の負担が増す

日本人の平均寿命は男性81歳・女性87歳ですが、人の死はいつ訪れるか分かりません。もし返済途中で亡くなってしまった場合、残されたローンはどうなるのかご存じでしょうか。

住宅ローンなら団体信用生命保険に加入しているケースが多いため、亡くなった場合の債務が0円になりますが、一般的なカードローンやフリーローンは、残された債務を配偶者や子どもなどの相続人が負担することになります。

債務の相続を回避したいときは債務放棄することも可能ですが、債務自体が消滅する訳ではありません。例えば配偶者や子が債務放棄をした場合、その他の遺族へ通知されます。

きちんと話し合っておかないと、親族間のトラブルに発展する可能性もあるでしょう。遺された家族に迷惑が掛からないよう、いざという時は預貯金で返済できる金額を借りるなどの対策が必要です。

高齢者は融資よりリースバックがおすすめ

「80歳以上で、融資が厳しいけれどまとまったお金がどうしても必要…。」このような方は、リースバックがおすすめです。

リースバックは持ち家などの不動産を活用した資金調達方法で、融資とは別物です。年齢や審査落ちで融資を諦めていた方でも、リースバックなら利用できる可能性があります。内容を詳しくみていきましょう。

 リースバックとは?

持ち家を活用する点は、上記で紹介したリバースモーゲージと似ていますが、リースバックは融資ではなく不動産契約です。

持ち家を売却して現金化し、リースバック会社に家賃を支払うことで、そのまま自宅に住み続けられるサービスです。住み慣れた自宅で、変わらない生活を送りながらお金が手に入ります。

売買代金は一括で支払われ、基本的に使い道は自由。老後の生活費やローンの返済資金を始め、医療や介護費として使うなど、さまざまなことに活用できます。

また、自宅の所有権が無くなることで、これまで支払っていた固定資産税が不要になることもメリット。マンションにお住まいの方は、管理費や修繕積立金の支払いも無くなります。

通常の不動産売買や銀行融資と違い、現金化までの期間が短いため、なるべく早くお金が欲しい人にとって重宝するでしょう。

年齢制限や厳しい審査が無い

リースバックは融資と異なり、年齢制限を設けていないことに加え、収入が年金のみの方でも対象になります。

持ち家の査定や面談を行うなど、企業独自の利用基準はありますが、金融機関の融資のような厳しい審査はありません。そのため、万が一過去の融資で延滞や滞納をしてしまった場合でも、利用できる可能性が高いのです。

また、融資の場合、契約人がお金を支払えなくなったときに備えて、連帯保証人を付けなければならないこともあります。いくら親族でも、保証人を依頼することに抵抗がある方もいるでしょう。

リースバックを扱う企業の中には、保証人不要で利用できるところも多く、周囲の方に負担をかけずに申し込めます。

死後に債務が残らない

高齢になってからの融資は、死後に債務を残しかねないことがデメリットです。

その点リースバックは融資ではないため、死後に債務は残りません。葬儀や埋葬費など、ただでさえ死後は費用が掛かりやすいもの。なるべくお金の負担を遺したくない方に、リースバックは最適です。

また、リバースモーゲージの場合、自宅を担保に入れてしまうため、将来的に自宅を失う可能性が高い仕組みですが、リースバックは契約次第でいつでも買い戻せることがメリット。将来的に資金が用意できれば、自宅の所有権を再び得られます。

老後をゆとりを持って楽しみ、遺された家族が円満に暮らせるよう、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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